MBaaS【Mobile Backend as a Service】と呼ばれるクラウドサービスが、去年辺りから盛り上がっているようです。
米国のParse(www.parse.com)が、無料トライアル可能なので、『Android + Parseによるプッシュ通知』を作成してみました。
Parse に登録したプッシュ通知アプリから、Androidモバイルアプリにメッセージを送信します。
- Parse にサインイン (メールアドレス、GitHubアカウント、FacebookアカウントでOK)
- Parse にアプリを登録 (アプリ名のみでOK)
- ローカル環境(ADTなど)で、Androidプロジェクトを作成 (デフォルトのHello World! でOK)
- Parse から SDK をダウンロードし、作成したAndroidプロジェクトの libs に配置
- Parse の Start Guide 通りに Androidソースに追記
- Parse に登録したアプリから、Androidアプリにプッシュ通知
こちらの書籍を参考にさせて頂きました
>『Effective Android』 http://techbooster.org/event/16422/
1.Parse にサインイン(同時にアプリ登録も行われます)
Parse(www.parse.com)
中央にある『Try it for free』をクリック
GitHubアカウントでログインすることにしたので、左下の『Log in with GitHub』をクリック
GitHubのサイトに遷移し、Parseと連携する許可を求められるので、
下にスクロールして、『Allow access』をクリック
GitHubアカウントのパスワードを入力して、
Sign up 完了です。
作成するアプリケーション名を入力して、『Start using Parse』へ
(ちなみに Company type は、individual developer を選択しました)
2.Parse の Push QuickStart Guide の開始
※あらかじめ、Androidプロジェクトを作成しておきます
上記 Welcome to Parse の Start sending push with Parse を開始します。
(1) platform は、Android を選択。
(2) は、Sign up 時に登録したアプリが選択済みとなっています。
(3) 1. SDKをダウンロード&展開し、2. ローカルに作成したAndroidプロジェクトの “libs” フォルダに Parse-1.3.5.jar (※2013/10/4現時点) を、配置します。
(3) 3. Androidプロジェクトの MainActivity に追記していきます
表示されている source のコピー&ペーストでOK
(※自分が登録したParseアプリの application id と client key が既にセットされている)
(4) 『uses-permission』 を、AndroidManifest.xml へ追記
(5) プッシュ通知を解析したい場合、MainActivityに追記
(6) AndroidManifest.xml へ追記
※この状態で、一度Androidアプリを実行します (実機デバッグでもエミュレータでもOK)
3.Parse の ダッシュボードを確認
Push Start Guide のページは、そのままにしておいて、右上ユーザネームにフォーカスし、Dashboard を別タブで開きます。登録したアプリが表示されているので、Data Browser を選択します。
ここにデバイスが登録されていれば、Parseからのプッシュ通知が可能です。
4.Parse に登録したアプリから、Androidアプリにプッシュ通知
Push Start Guide のページから、テスト通知が行えます。ページ最下段の Test the SDK で、
『Send Test Push』 をクリック
上記のようなメッセージが表示されます。
Androidアプリをデバッグ実行させていた Nexus7 に、メッセージが届きました。
(※2段目がメッセージ内容です)
Parse のダッシュボードから、任意のメッセージをプッシュ通知してみます。
Push Notifications タブの 『+ Send a push』 をクリック
プッシュ通知するメッセージを入力し、『Send Notification』 をクリック
日本語も問題なくプッシュ通知されました。
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